妊活中の睡眠講座 冬の睡眠編#4 睡眠に大きく関係する深部体温のリズムを知ろう
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妊活お役立ち情報
2024.04.04
心理師
妊活中の睡眠講座 冬の睡眠編#4 睡眠に大きく関係する深部体温のリズムを知ろう
「妊活中の睡眠講座~冬の睡眠編~」をテーマに、公認心理師の今井さいこさんがお伝えします。前回は冬の睡眠の特徴や夏との違いなどをお届けしました。今回は、睡眠に関係する深部体温について解説します。
睡眠の要、“深部体温”は1日の中で上下して変動
寒い冬の睡眠の質を上げる対策をお話しする前に、睡眠に大きく関わっている深部体温について、説明をしていきます。体温というと、体の表面の温度である表皮体温もありますが、深部体温とは内臓などの体の内側の温度のことです。妊活中で知っている方も多いと思いますが、体温は1日の中で変動します。深部体温は1日のうちに0.7度ほど上下します。
例えば、6時起床を習慣としている人の場合、起きてから11時間後の17時頃に深部体温が最も高くなります。そして眠りに向かってだんだんと体温は下がっていき、図表を見るとガクンと下がっているのが22時頃。つまりこの時間に寝ていることがわかります。起床2時間前の4時頃に深部体温は最も低くなり、その後上昇していきます。
深部体温リズムを上手に活用する
睡眠の質を上げるためには、この深部体温リズムをうまく使うことを考えていきましょう。講座の冒頭で睡眠の質を高めるには眠り始めが大事と言いましたが、人は寝入りに深部体温が下がれば下がるほど、深く眠ることができます。ということは、寝る1~2時間前に深部体温をぐっと上げておく対策をしておけば、振り子の原理で眠り始めに深部体温がガクンと下がりやすくなり、質が高い睡眠を得られることになります。
また冬の睡眠の課題に、寒さが挙げられます。起床後に体温を上昇させる手助けも大事な対策になるでしょう。
次回は、冬の睡眠をより良いものにする対策をお伝えします。
>>冬の睡眠をより良くするために寝る前にできること
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