異常受精

GLOSSARY

異常受精

核が1個の異常受精(1PN)精子が卵子内に侵入しても、いずれかが正常に核を形成できなかった可能性がある。また、精子が侵入していないにもかかわらず、卵子のみが核を形成する「単為発生」の可能性も否定できない。いずれの場合も正常な染色体セットを持たず、発生の継続は期待できない。例外的に、受精直後に2つの前核(2PN)が一時的に確認され、その後融合して1PNとして見えるケースもある。このような場合、染色体構成は正常と考えられるため、タイムラプスで経過を確認した上で培養を継続する。

 

核が3個の異常受精(3PN)

体外受精において3PNが観察される主な原因は、多精子受精によるものとされる。これは2個以上の精子が卵子内に同時に侵入してしまう現象である。また、受精時に本来排出されるべき第二極体が排出されなかったことによっても、3つの前核が形成される可能性がある。通常、1個の精子が侵入した後は卵子側のブロック機構により他の精子の侵入が防がれるが、この機構が破綻した場合、複数の精子が同時に侵入し、異常受精となる。

 

関連用語

正常受精