全国トップクラスの治療実績を誇る医療技術で最適なゴールをサポート|英ウィメンズクリニック【後編】

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2024.11.01

不妊治療

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全国トップクラスの治療実績を誇る医療技術で最適なゴールをサポート|英ウィメンズクリニック【後編】

タイミング法や人工授精といった一般不妊治療はもちろん、体外受精、顕微受精といった高度生殖医療まで対応する英ウィメンズクリニック(さんのみやクリニック)。年間の患者数や妊娠率、患者さんへの対応やホスピタリティについて、妊活の歩み方編集部が、院長の苔口昭次先生にお話を伺いました。

英ウィメンズクリニックの年間の患者さん数や妊娠率について



編集部:
年間どのくらいの患者さんがいらっしゃっていますか?


苔口先生:2023年の実績ですと、延べで1万7938人の患者さんがいらっしゃっています。現在、医師は16人です。看護師が27人、管理胚培養士2人、胚培養士が49人をはじめ、薬剤師、不妊コーディネーター、研究開発や臨床検査技師、メディカルアシスタント、受付、事務、統合医療などスタッフ総勢200人以上 で患者さんに対応しております。


編集部:⼀番多い治療は何になりますか?


苔口先生:2023年の臨床数データ では、凍結胚移植4703件、人工授精が4233件、体外受精1305件、顕微授精3871件、FT法725件ですね

日本産科婦人科学会が公表している2021年の最新データにおいて、凍結融解胚移植周期を3001周期以上実施している施設は全国6施設で、当院は3546周期の治療実績がありました。


編集部:
全国トップクラスの治療実績ですね。妊娠率はいかがでしょうか?


苔口先生:当院で初めて治療を受けた方の初回治療周期で妊娠したデータ(2006年~2021年)でいうと、受精卵が4個以上発育した場合(1万4853症例)での妊娠率は、29歳以下が71.5%、30~34歳が69.6%、35~39歳が61%、40歳以上が35.3%。

受精卵が2~3個発育の場合(5169症例)は、29歳以下が40.1%、30~34歳が37.9%、35~39歳が29.4%、40歳以上が14.1%です。

以前の施設で何回も治療を受けた方、余剰胚の凍結胚移植による例も含めた数字です。詳しくは当院のホームページからご覧いただけます。超音波検査で胎嚢を確認できた場合を妊娠例として、血液検査で妊娠反応が陽性となっただけの場合は妊娠例に含んでいません。


編集部:胎嚢確認というと、臨床妊娠率と同じということですね。妊娠率については、クリニックによってどの時点での算出なのか見せ方が違うように感じています。患者さん側はクリニックを卒業したときが妊娠と感じる方が多いですが、妊娠率はどのようにとらえていけば良いでしょうか?


苔口先生:確かに、妊娠率の表記方法は、クリニックによっていろいろとありますね。どの段階で何の妊娠率なのか、年代別なども見て数字を参考にすると良いと思います。

各クリニックの妊娠率一覧をまとめて載せているサイトがありますが、それぞれのクリニックのHPで確認したほうが良いですね。ちなみにJISART(日本生殖補助医療標準化機関)の規定での明確な決まりはありません。

反復不成功の患者さんへの対応



編集部:
何度治療しても妊娠に至らない患者さんには、苔口先生はどのように対応されているのでしょうか?

 苔口先生:妊娠しなかった場合でも、必ず他に突破口はある、次にどういう提案をしたら良いかというのを、判定前に考えますね。例えば、今までどんな治療や検査をしてきたかを表にまとめて、やってきていないものを把握して、次の選択肢を一緒に考えます。

こちらの道に進もうか、あちらの道に進むのが良いか、丁寧に説明をして、患者さんと相談しながら進めていきます。


編集部:統合医療も選択肢にあるのでしょうか?


苔口先生:
そうですね。保険診療ではなかなか難しいのですが、当院ではさまざまな統合医療も行っています。鍼やレーザー、漢方、アロマ、気功、ヨガ、フェルデンクライスメソッドなどいろいろありますよね。

例えば、低出力レーザーのLLLTなどは、頚部にあてて血流を良くするので注目されていますよね。

個人的には、反復不成功の方が、4か月くらい週1回レーザーだけなどにして不妊治療の期間をあけてみるのも若干ありかもしれないと最近思うようになりました。

患者さんへの対応、ホスピタリティのこだわり


編集部:
英ウィメンズクリニックは、たくさんの患者さんがいらして、検査や治療件数も多いので、待ち時間や滞在時間が長そうなイメージがありますが、いかがでしょうか?


苔口先生:待ち時間も含めて滞在時間は平均で1時間半くらいでしょうか。平日でしたら1時間以内で終わることもあります。内診と診察の動線もよくなっているので、お待たせしないような配慮をしております。


2024年7月1日からは月、水、金に夜間外来診療を開始しました。また会計の待ち時間もなくすために、事前にクレジットカードを登録すると自動で支払いができるシステムもありますので、診察が終われば、そのまま帰ることができます。


編集部:お会計の待ち時間がないというのは、大きいですね。その他、配慮していることはありますか?


苔口先生:患者さんが気になったことがあれば、診察日でなくてもいつでも質問ができるチャットがあります。もちろん緊急の場合は、電話でご連絡いただきたいのですが、わざわざクリニックに行って聞くほどではないけれど、気になるということがあればメッセージで質問できます。

どの医師が見て返信しても、担当する医師などすべてに共有されますので、心配なく次回の診察や治療に臨めます。

編集部:英ウィメンズクリニックは、さんのみやクリニックだけではなく、たるみクリニック、にしのみや院もありますよね。連携はあるのでしょうか?


苔口先生:もちろん、密な連携を取っています。特にたるみクリニックは一般不妊治療および、婦人科検診に対応する女性の一生をサポートするクニックとして、地域に根ざした医療を提供しています。


高度生殖医療を必要とする患者さんには、スムーズにさんのみやクリニックにご案内できるようになっています。検査や一般外来は、たるみクリニックでも受診いただけますのでご都合に合わせてご利用ください。いずれのクリニックも最寄り駅から徒歩10分以内です。

また産科施設、婦人科手術施設、レディースクリニックなど連携する病院、地域のクリニックも多くあります。

編集部:最後にメッセージをお願いします。


苔口先生:
当院は高度な医療技術や設備をそろえておりますが、高度だけにこだわっておりません。専門集団なので、まずはしっかりした検査を行い、丁寧に説明し、患者さんに合った治療方法を提案していきます。

実際に勤務している医師の中には、自ら不妊治療の経験がある者もいます。医師も人間です。気兼ねなく、ご来院いただけたらと思います。多くの場合には1年半以内に妊娠されていきます。40歳でも治療を継続すると50%は妊娠する当院データもあります。

妊娠に向けて伸びしろを作るのが私たちの役割だと思っています。一喜一憂せずに頑張りましょう。

本日お話をおうかがいした方

英ウィメンズクリニック(さんのみやクリニック)

院長

苔口昭次先生

1984年に宮崎医科大学を卒業すると同時に、岡山大学医学部産婦人科学教室に入局。 1992年に医学博士(岡山大学)となる。 高知県立中央病院産婦人科を経て、神戸掖済会病院産婦人科部長として勤務。 神戸掖済会病院では、婦人科内視鏡手術に力を入れ、また心身統合医療の一環としてヨガ教室を開設。 2004年9月より英ウィメンズクリニック勤務。 2005年9月より英ウィメンズクリニック 副院長。 2012年8月より卵管鏡・内視鏡部門顧問、統合医療部門顧問に就任。 2013年3月より英ウィメンズクリニック 院長。 卵管鏡下卵管形成手術(FT)に関しては、国内有数の実績を有し、国内およびアメリカ生殖医療学会にて発表。その他論文発表多数である。英ウィメンズクリニックISO委員会委員長として、医療の品質向上、患者様満足度の向上、安全管理およびシステム作りに活躍している。朗らかで心優しいドクターである。趣味:粘土細工、中高年で始めた合気道2段。苔玉インストラクターになりました。

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