最先端の生殖医療と患者さんの体質改善で妊娠をサポート|HORACグランフロント大阪クリニック【前編】

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2024.09.12

不妊治療

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国内外の研究機関とも連携。先端技術で高妊娠率の達成を目指す|HORACグランフロント大阪クリニック【後編】

大阪市北区のグランフロント大阪内にあるHORACグランフロント大阪クリニック。生殖医学の最先端技術と心理療法、栄養療法、運動療法、東洋医学、補助医療などを組み合わせた統合医療を実践するとともに、新技術の開発や研究を行い、高い妊娠率の達成を目指しています。院長の森本義晴先生に、妊活の歩み方編集部がお話を伺いました。

未成熟卵 の体外受精や培養液など新技術を追求

編集部:前編ではHORACグランフロント大阪クリニック(以下HORAC)の統合医療について伺いました。その中で卵子の質のお話がありましたが、未成熟卵子についてのHORACの取り組みについてお聞かせください。

森本先生:HORACでは、未成熟卵での体外受精も行っています。通常の体外受精では、成熟卵子を採卵して受精、分割した胚を移植しますが、未熟卵子の場合は、採卵した後に培養液の中で成熟させてから受精し、分割した胚を移植します。

 

編集部:その培養液にもこだわりがあるのでしょうか?

森本先生:そうですね。弱い卵子は、通常の強い卵子と同じ培養法では良い結果は得られません。卵子の質が悪いことで妊娠に至らない場合、膜が弱いことが原因で、ちょっとした培養環境の変化によって、フラグメントが発生したり、分割を停止したり、変性したりしてしまうのです。

HORACの生殖技術部門と薬剤部門は、こういった弱い未熟卵でも十分良い胚になるような新しい培養環境と培養液の作成に取り組んでいます。国内外の研究機関や大学と共同研究するなど、高妊娠率の達成を目指しています。

HORACの妊娠率や来院する患者数と傾向は

編集部:HORACの妊娠率を教えてください。

 

森本先生:臨床妊娠率でいうと、平均妊娠率は約38%です。患者さんの年代別で見ると、20代が約56%、30代が約44%、40代前半ですと約23%ですね。50代以降の患者さんは5人中2人の方が妊娠しています。ともに初産ですね。

統合医療プログラムも熱心に実践してくださって、ご本人たちの努力もあったと思います。そのうち無事出産した方は、その後のご連絡をいただいている方での数字になりますが約70%です。流産をいかに減らすかが課題だと感じています。

編集部:妊娠率というと、クリニックによって⾒せ⽅が違うように感じます。患者さんからしてみるとクリニックを卒業するときが妊娠と感じることが多いのですが、どうとらえていったら良いのでしょうか?

森本先生:臨床妊娠率とは、超音波検査で胎嚢が確認できた状態を妊娠としていますが、それぞれが個々に発表する妊娠率でいえば、算出方法の基準がバラバラなのでさまざまですね。

クリニック選びでは、ぱっと見た数字を鵜呑み にせず、しっかりと何の割合なのかを確認して、年代別で見極めるなど参考程度にしていただくと良いと思います。

編集部:HORACにいらっしゃる患者さんは、やはり体外受精を希望される方が多いのでしょうか?年間どのくらいの数の方が来院されていますか?

森本先生:2023年度でいうと、来院患者さんの数は延べ4万9000人です。保険適用もあります。体外受精を希望される方が多いですが、私のポリシーとしては患者さん自身がしてほしい治療を基本的に優先します。

例えば、体外受精がある程度必要だと感じても、お話した上で患者さん自身がタイミング法を希望するのであれば、そちらを優先します。

スタッフのホスピタリティや医療の安全性について

編集部:たくさんの患者さんが来院するのですね。ホスピタリティなどスタッフの方々が心がけている点などがありましたら、お聞かせください。

森本先生:医師は9人ですが、医局以外のその他の部門 で看護、生殖技術、薬剤研究、統合医療、業務、本部があり、スタッフ同士みな仲が良いですね。私からは、最低限守るルールとしてスタッフに伝えていることがいくつかあります。

最初に言うのは「プロ」であることです。プロ意識から外れることは、私はすごく嫌ですね。そのことはスタッフに浸透していて、それぞれの長が指導しています。やはりプロたる所以は、やさしさですよね。

医療従事者は、いつも温かい気持ちとか救ってあげたいといった使命感を持つ人間だと思っています。したがってプロフェッショナルだという自覚をもって患者さんに接するように伝えています。


編集部:
その他、危機管理などについてはどうでしょうか?HORACではISO9001を取得されていると伺いました。

森本先生:そうです。どんなに質の高い治療を提供しても安全性が欠けていてはいけません。ISO9001*とは品質管理における世界共通ルールで、品質管理に焦点をあてた企業や病院の経営に関するもののひとつです。
*ISO9001とは(概要 | ISO 9001(品質) | ISO認証 | 日本品質保証機構(JQA)

患者さんにより良いサービスを提供するためのシステムを管理することを目的としていますが、患者さんや受精卵の取り違えなどが発生しないシステムが構築されているかについても、外部の審査員によって定期的に厳しいチェックをしてもらっています。

事故やトラブルの対応や安全管理、卵子や精子を扱うときのダブルチェック方法、停電時のバックアップ体制など危機管理対策を徹底しています。

編集部:患者さんとしては安心して治療に専念できますね。そしてHORAC は最寄り駅から近く、施設内は広々としていますよね。

森本先生:大阪駅や梅田駅から徒歩5分くらいですね。JR大阪駅とは2階連絡デッキ及び地下1階接続通路でつながっているので便利です。ワンフロアで約1200坪あります。

患者さんへの配慮とプライバシーを最優先に、癒しの空間構成にしています。ゆったりとリラックスして治療を受けていただけたらと思っています。

ロビー


編集部:
最後にメッセージをお願いします。

森本先生:長年不妊治療に携わっていて感じるのは、治療に魔法はないのですが、科学だけでは解決できないものもあるということです。ご本人たちに熱意があれば、神様は見ているのではないかと思うことがあります。

例えば、雨の日も地道に体質改善のための運動をやってきた患者さんが妊娠するなど、熱意や努力のあるところに、赤ちゃんがやって来るのではないかと。単にインターネットで検索して見ているだけではストレスを受けるだけなので、やめてほしいです。

代わりに自分たちの心を豊かにしていくことに目を向けていきましょう。

私たちが統合医療と最先端の医療技術でサポートします。


 

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本日お話をおうかがいした方

HORACグランフロント大阪クリニック

医療法人三慧会 理事長 IVF JAPAN CEO

森本 義晴先生

出身は大分県別府市生まれ。現在は神戸市在住。家族は妻と1女2男。趣味は読書・ゴルフ・スキー・バイオリン。たまにカラオケ。一つでも多くの家庭に暖かい命の火を灯したいと考えています。明けない夜はありません。力を合わせて頑張りましょう。

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