基礎体温の低温期と高温期どう過ごす?│助産師吉田敦子│低温期・高温期のエクササイズ

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2025.05.21

カラダ

基礎体温の低温期と高温期どう過ごす?│助産師吉田敦子

今回の体操は、「基礎体温の低温期と高温期どう過ごす?」をテーマに、助産師吉田敦子先生に教えていただきます。

基礎体温の低温期、高温期体はどんな状況?


皆さまこんにちは。助産師の吉田敦子です。助産師敦子の妊活講座、今月は「基礎体温の低温期と高温期 どう過ごす?」です。皆様は基礎体温測っていますか?

低温期と高温期で、体がどんな状態なのか復習しておきましょう。低温期は 月経開始から排卵までで卵胞期と言いますね。この時期に質の良い卵子を育てたいものです。

そして子宮内膜を厚くしていきたい時期です。高温期は排卵以降の時期です。黄体期と言います。着床を促して妊娠を維持したい時期です。子宮内膜は血管が増殖してふわふわと厚く耕されていく時期です。そのため、低温期のポイントはまず卵巣や子宮に しっかりと血流を回してあげること。そして、ストレスを解消してリラックスし、 副交換神経優位の時間をしっかり作って いくことです。

高温期もやはりリラックスをし、副交感神経優位の時間があって、血行促進は一緒です。特に体を冷やさないように温めるということも留意していきたい時期です。そして妊娠しているかもしれない時期なので、激しい運動というよりは穏やかな運動。お薬を飲んだり検査をしたりする際も、高温期は妊娠をしているかもしれないと思って、受診をしていただきたいと思います。

子宮は下から上に動脈が走っているので、血流が悪くなりやすい


卵巣と子宮の血流を良くするということですが、そもそも子宮は動脈血が下から入ってくるんですね。(図)上から赤いのが動脈ですけど、 血液が来てここで分岐して、子宮の下に血管がついてます。

そこから遡って子宮に、血液が回るようになっているので、自立神経が乱れて副交換神経と交換神経のスイッチがうまく切り替わらずに、現代人は交換神経優位の時間が多いのですが、そうすると、血管がキュっとしまってしまい、巡りにくくなってしまいます。

なので、気持ち良い生活で、リラックスできることが大切です。


それから子宮は、この骨盤内臓筋といって、(赤楕円の部分)お腹の1番底の方にあるんですね。左の塊が膀胱で、縦長に伸びているところが直腸です。その上に腸があって、その上に胃があって、内臓下垂と言ってお腹がぽっこりあのしている人は、子宮がぎっと下に押しつぶされている状態になってることがあります。

なのでこの骨盤底筋をしっかり働かせて、子宮を上に持ち上げておくことで、子宮の血流もさらに良くなあります。

でこの骨盤底筋ですが、体の1番底で頑張ってくれいるのですが、便秘などがあると、いきんで、便を出したりすると、痛んでしまって、尿漏れが起こりやすくなってきます。

 


実は日本人の女性の6割以上の人が尿漏れを経験していて、妊活世代の20代30代も、60代の人とあまり変わらないぐらいの、尿漏れの経験を持ってる人がいます。

ということで骨盤底筋群が弱い人が6割以上いますよ、ということなので、是非、皆さんも骨盤底筋を鍛えて、子宮・卵巣の血の巡りをよくしていきたいなと思います。

さっそく低温期のエクササイズから始めましょう


続きは動画でご覧ください!

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本日お話をおうかがいした方

助産師

吉田敦子

赤ちゃんをお迎えする身体は、妊娠を継続していくカラダであり、出産し、育児をしていくカラダです。安心して赤ちゃんをお迎えできる身体は、楽な妊娠生活や安産、楽しい育児の生活につながります。助産師や医師をはじめとする妊娠出産育児の専門家たちへ、母子のフィジカルケアを20年にわたり伝えてきました。私と一緒に、ご自身のからだの変化を楽しみながら妊活ボディーメイクをしていきましょう!助産師・看護師(NPO)母子フィジカルサポート研究会代表理事 / 認定講師トコカイロプラクティック学院 准講師 (整体師・RDM®プラクティショナー)
伝統医学応用研究所認定 フェミニンケアセラピスト母と子の整体院 Mommy&Baby 妊活ボディーメイクセラピスト助産師あつこのHP https://www.mommybaby-atsuko.com/

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