妊活治療のロードマップ#3 体外受精で検討される補足検査や治療、いったい何をするの?
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妊活お役立ち情報
2024.02.25
不妊治療
妊活治療のロードマップ#3 体外受精で検討される補足検査や治療、いったい何をするの?
一般治療のタイミング療法、人工授精療法で妊娠に至らなかった場合、体外受精に進みます。どのような補足検査や治療があるのでしょうか? 前回に続き、今回も不妊症看護認定看護師の小松原千暁さんが、体外受精の際に検討する補足検査や治療の概要を解説します。
段階的に検討する補足検査や治療を知ろう
タイミング療法や人工授精療法の一般治療で妊娠に至らなかった場合、体外受精(ART)へステップアップしていきます。体外受精では各段階でさまざまな補足検査や治療を検討します。
体外受精、採卵・胚移植の際にAMH測定をする
まず1回目の採卵・胚移植に検討されることとして、卵巣の状況を確認するAMH測定があります。この結果によって、卵子を育てる排卵誘発剤の使用方法などのプロトコールを選択します。精子については状況によって授精方法、受精卵についてはタイムラプスで観察するかどうかについて検討します。胚移植の方法については、この段階では胚盤胞1個がスタンダードと言えるでしょう。
1回目の体外受精で妊娠できなかったら?
体外受精の1回目で妊娠に至らなかった場合、2回目では、受精卵の着床をサポートするアシステットハッチング(AHA)や高濃度ヒアルロン酸含有培養液を追加するかどうかなどを検討します。また再度採卵する場合は、精子の選別方法や授精方法も再検討します。受精卵については着床前診断のPGT-Aの実施も視野に検討することになるでしょう。
2目の体外受精で妊娠できなかったら?
2回目で妊娠に至らなかった場合、3回目では、胚移植のSEET法や子宮環境を調べる補足検査、治療も選択肢として挙げられるでしょう。もし4回目となった場合は、二段階胚移植法を行うかなどを検討していくことになります。
では、実際に体外受精の回数によって何を検討していくのか見てみましょう。
>>体外受精で1~2回目に検討する補足検査と治療とは
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