鍼灸が妊活に効果を発揮する理由#1 卵子の質が原因で不妊治療が進まないケース
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妊活お役立ち情報
2024.04.08
東洋医学
鍼灸が妊活に効果を発揮する理由#1 卵子の質が原因で不妊治療が進まないケース
不妊治療では体外受精でなかなか結果がでないこともあります。その原因の一つに卵子の質が挙げられます。今回は、鍼灸と独自メソッドで妊娠力アップをサポートする鍼灸師の徐大兼さんが、不妊治療の患者さんと向き合ってきた約20年もの経験知と東洋医学の視点より「卵子の質をあげるためにかかる時間」をテーマにお話します。第1回の今回は、体外受精で結果がでないケースについてお届けします。
体外受精で思うような結果が出ない5つの悩み
不妊治療を始めたけれど、なかなか思うような結果が出ないこともあるかもしれません。特に卵子の質が影響し、不妊治療が進まないと悩む方もいるでしょう。卵子の質をあげるためにかかる時間を知りたい人には、体外受精を始めたけれど、次のようなことに悩んでいるのではないかと思います。
・採卵まで至らない
・成熟卵が採れない
・採卵できても受精しない
・受精しても胚盤胞まで育たない
・胚盤胞まで育ってもグレードが悪い
卵子が育たない場合は生理3日目のFSHの値が高いことも
卵子が育たない場合、生理3日目のFSH(卵巣刺激ホルモン)の値が高い傾向にあると言われています。卵巣の働きが鈍っているので、卵胞が育たず、排卵にかかわるエストロゲンの分泌量も少なくなります。そのためFSHの値が高くなり、採卵ができなかったり、または採卵はできても成熟卵が採れなかったりする場合があります。
未成熟卵を成熟卵に育てる最新技術を提供するクリニックもありますが、多くのクリニックは成熟卵が採れないと受精させることがきません。医師や培養士によって、受精させるかどうかの判断は異なりますが、体外受精で結果を出すためにはまずは、成熟卵が採れるようにしておく必要があります。
採卵しても受精しない場合は精子要因もある
採卵しても受精しない場合は、卵子だけではなく精子の問題もあります。また受精をして胚盤胞まで育ってもグレードが低いと移植できないといったこともあるでしょう。そのため不妊治療を開始したけれど、治療が進まないといった問題に直面している人がいます。
次回は、体外受精の妊娠率や生産率のデータから現状をお伝えします。
>>体外受精の妊娠率や生産率の現状と鍼灸への期待の高まり
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