妊活検査のロードマップ5 着床検査は何を行う? 不育症検査との違い
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妊活お役立ち情報
2023.12.26
不妊治療
妊活検査のロードマップ5 着床検査は何を行う?不育症検査との違い
ARTの段階で着床検査を提案されるケースも
ART(体外受精)治療は、妊娠率が高い治療で、前述通り2回までに約7割が妊娠すると言われています。したがってARTを2回実施して妊娠に至らなかった場合、原因を再度考察します。
具体的に考えられるのは、授精後の胚の成長プロセスなのか、着床障害があるのか、BMIなど身体づくりに原因があるのか、または男性因子の改善を必要とするのかなど。そのなかで着床検査が提案されることがあるでしょう。
検査の内容としては、不育症検査とほぼ同じです。子宮形態検査では、子宮卵管造影検査、MRIや子宮鏡などがあり、子宮の内側の形を調べます。血液検査では、ホルモン数値、自己免疫疾患の検査などを行って、原因を見つけ、薬や注射などで治療していきます。
不育症検査との違いは、子宮内膜の因子についての検査で妊娠に至るまでの検査も追加される点です。着床して妊娠をしてもその後に育たない原因を探す不育症検査とは異なり、着床検査は、着床しない原因を調べるので子宮内膜着床時期のずれなどを調べる検査も行います。
着床検査で、何らかの異常がわかれば、一度ARTは中断して、その原因への治療が行われます。特に問題がなければ、3回、4回……と妊娠に向けてARTを実施していきます。
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