夫婦で妊活・検査・治療をどう進めるか考えよう#2 不妊治療の選択のプロセスを解説

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2024.03.21

不妊治療

基礎知識

夫婦で妊活・検査・治療をどう進めるか考えよう#2 不妊治療の選択のプロセスを解説

「妊活を始める最初の一歩を一緒に考えてみませんか」をテーマに、不妊症看護認定看護師の小松原千暁さんがお伝えします。前回は、妊娠を目指す際にまず知っておきたいことをお話しました。今回は不妊治療の選択プロセスについて解説します。

 

不妊治療は自己選択の連続

不妊治療は、自己選択の連続になります。まず医師から検査に対しての提示があり、内容を聞いて納得して検査をするかしないかを決めます。その上で検査をするなら、いつするかを決め、その検査結果によって、今度は医師から治療についての提示があります。その治療の内容を聞き、理解、納得して、治療を受けるか受けないかを決めます。治療を受けるならいつ始めるのかを決め、そうしてその治療の結果が出て……といった流れになります。

 

このように夫婦は、検査を受けるか受けないか、不妊治療をするかしないかなどを自分たちで決める必要があります。夫婦の間で「どうする?」と言うだけではなかなか進まないので、医療者からの情報であったり、自分たちで調べてみたりして話し合っていくと良いでしょう。

 

大切なのは話し合いとすり合わせ

そして大切なのは「自分はどう思うのか」という考えを持つことです。夫婦で互いの意見を伝え合い、互いの意思を尊重して話し合いをし、すり合わせをしながら決めていくことが必要です。このすり合わせをするプロセスがないと、後になってから「あの時、あなたがこう言っていたから」など、意見のすれ違いが出て来ることがあります。

 

不妊治療の方針を決める時には、できるだけゆっくりした時間の中で話をして決めましょう。夫婦どちらかがメインになった答えであっても、二人でよく話し合った結果であれば、夫婦で同じ方向を見て歩いて行けるのはないかと思います。

 

次回は、不妊治療を開始する時の意思決定について解説します。

>>不妊治療を開始する時の意思決定について

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