夫婦で妊活・検査・治療をどう進めるか考えよう#5 夫や妻以外の相談相手の見つけ方とは

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2024.03.24

基礎知識

夫婦で妊活・検査・治療をどう進めるか考えよう#5 夫や妻以外の相談相手の見つけ方とは

「妊活を始める最初の一歩を一緒に考えてみませんか」をテーマに、不妊症看護認定看護師の小松原千暁さんがお伝えします。前回は不妊治療のステップアップと情報について解説しました。今回は、不妊治療など妊活中の相談相手についてです。

 

妻や夫以外の相談で優先したいこと

不妊治療は、夫婦で知識を得て、話し合い、すり合わせをしながら進めていくことになりますが、夫婦だからこそ、相手を思うからこそ、夫は妻に、妻は夫に話しにくいことも出てくるかもしれません。友人や親、姉妹など、夫や妻以外の相談相手の存在は大切になります。

 

その場合、気を付けてほしいことがあります。相談した相手が、自分が相談した内容を受け止めてくれて、よく聞いてくれたかどうか。そして自分が、話すことでスッキリし、落ち着き、楽になったかという点です。

 

もし話したときに、自分の中にモヤモヤした感情が出てきたり、不安になったり、嫌だなあと感じることがあったら、無理にその人と話をする必要はないように思います。人によっては交流範囲が狭まることに不安を感じる人もいるかもしれませんが、いつかまた交流の機会はあります。今は自分のことを優先しましょう。

 

オンラインサロンや専門家、医療関係者への相談も

他にも相談先はあります。例えば、妊活研究会が行っているお話会や専門的な知識を持つ先生方がいる勉強会もあります。そういった場を活用し、気持ちを話したり、相談したりしていくと良いでしょう。

 

また、現在の状況も踏まえてすべてに関して相談できるのは通院先の医師になります。不安なこと、心配なこと、聞きたいことをメモに書いておき、診察の際に先生に聞きましょう。

 

その他にも、看護師、不妊症看護認定看護師、生殖医療相談士、体外受精コーディネーター、不妊カウンセラー、認定遺伝カウンセラーなど医療に携わる相談相手もいます。心のメンテナンスをする時には心理カウンセラーと話して、モヤモヤを整理するのも良いでしょう。

 

次回は、男女で違いがある3つの性と夫婦の歩み方についてお伝えします。

>>3つの性と妊活中の夫婦の歩み方

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