夫婦で妊活・検査・治療をどう進めるか考えよう#3 不妊治療を開始する時の意思決定について

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2024.03.22

不妊治療

基礎知識

夫婦で妊活・検査・治療をどう進めるか考えよう#3 不妊治療を開始する時の意思決定について

「妊活を始める最初の一歩を一緒に考えてみませんか」をテーマに、不妊症看護認定看護師の小松原千暁さんがお伝えします。前回は不妊治療の選択プロセスについて解説しました。今回は、不妊治療を開始する時の意思決定についてです。


検査結果によって医師からの提示がある

「不妊治療は自己選択の連続」という話を前回にしましたが、具体的にどのような提示や話があり、どう意思決定をしていけば良いかについて、説明していきたいと思います。

 

例えば、基本検査の結果に問題がなければ、医師から「タイミング療法から始めませんか?」などといった治療の提示があります。または「タイミング療法は3~4か月で、もし妊娠しなければ人工授精を考えましょう」といった話もあるかもしれません。

 

こういった医師からの提示に対して、夫婦の意見を伝えていきます。例えば「タイミング療法から始めます」とか「子どもは二人欲しいので早く治療を始めたいです」などです。大切なのは、言われた通りに進むのではなく、自分たちで勉強したり、情報を集めたりして知識を得て決めることです。より納得した形で進んでいきましょう。


看護師から治療内容の補足説明も

また意思決定の際には、看護師が補足説明をすることもあります。例えば治療内容やスケジュール、希望の開始時期などです。理想の家族像を聞いたりすることもあります。「夫婦ですべてのことを決めて良い」ことを軸に決めていきます。この時も心配なことやわからないことなどがあれば、質問をしましょう。さまざまな形で情報収集をし、知識を得ていくことは大切です。その上で意思決定をしていくと良いでしょう。


次回は、不妊治療のステップアップについてお伝えします。
>>不妊治療のステップアップと情報について解説

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