妊活における鍼灸の効果#2 来院患者さんから受ける妊娠に関してのよくある質問

ARTICLE

2024.03.27

東洋医学

妊活における鍼灸の効果#2 来院患者さんから受ける妊娠に関してのよくある質問

自身の妊娠する力を引き出すために、鍼灸を選択肢の一つに考える方も多いでしょう。鍼灸と独自メソッドで不妊患者さんと向き合う鍼灸師の徐大兼さんが、約20年の現場経験よりお伝えします。前回は、来院する女性不妊患者さんのステージについて解説しました。今回は、妊娠に関して鍼灸院で質問されることについて紹介します。

 

そもそも人間の妊娠率とはどのくらいか

来院の患者さんから、「妊娠までどれくらいかかるのか」とか「妊娠率はどのくらいか」といった質問をよく受けることがあります。発表された論文などから月経周期ごとの妊娠率をみると、人間の妊娠率は1周期に約20%と言われています。ちなみにウサギやヒヒ、ネズミなどは80~90%です。卵巣と卵管の構造的な違いで人間は妊娠率が低いのですが、健康な成人男女が定期的に性交渉を行っていれば、数字上では毎月20%の方が妊娠するので、理論上1年(12カ月の累計)で約93%が妊娠をするといった計算になります。

妊活に関する検査や心掛けたいこと

続いて、妊活に関する検査や治療についてのご質問も多くいただきます。いつも患者さんに伝えているのは、妊活を始めるならば、医療機関での検査は男女とも両方受けるべきだ、ということです。妊活に関する検査は女性だけではありません。女性は検査項目がたくさんありますが、男性は特に痛みを伴わず簡単に終わります。ぜひ男性が先に検査を受けましょう。

また最近は、卵子に関係するAMH検査が注目されています。次回に触れますが、AMHの値が妊娠に関連することが近年わかってきました。当院でも鍼治療にAMHの値を参考にする場合があります。

鍼灸で自然妊娠を希望する場合の期間の目安とは

鍼灸で自然妊娠を希望する場合、3カ月を一つの節目として継続することを推奨しています。週に1回程度が一般的ですが、東洋医学でいう血流が悪く肩こりや冷えなどの症状がある「瘀血(おけつ)」体質の人は、5日に1回くらいの頻度で来院すると良いでしょう。3カ月を目安にしている理由は卵子の入っている卵胞が前胞状卵胞から成熟卵胞に成長するまで約90日かかるからです。

次回は、不妊や卵子の加齢についてお伝えします。
>>不妊や卵子の加齢について考えよう

この記事の動画はこちらから

RELATED ARTICLEおすすめ関連記事

テーマ:

RANKING⼈気記事

KEYWORDキーワード検索

ALL TAGSタグ一覧人気のタグ

CATEGORY

会員限定記事

会員限定の記事です。
ログインしてからご覧ください。会員登録は無料です。